• 退職後の資金と子供への援助のバランス• 退職後の資金と子供への援助のバランス親は子供の成功のお膳立てを長らく試みてきたが、現在では、その費用は以前よりも増えており、援助期間は長期化している。4年制私立大学の年間費用は4万8500ドルで、1980年代終盤の2倍へ増加した。子供の経済的自立も遅れており、ピュー・リサーチのレポートによると、2016年には25歳~35歳までの年齢層の約15%が自宅に住んでいる。この割合は、ジェネレーションX世代よりも5%ポイント高い。親の援助は一般的に、携帯電話代、自動車の費用、生命保険などの少額の費用から始まる。しかし、一時的な補助はすぐに、家賃や住宅購入の頭金、孫の学費など、永久的で高額なものに変わっていく。親の約80%が成人した子供に何らかの経済的援助を行っており、コンサルタント会社のエイジ・ウエーブは総額で年間5000億ドル程度と推定している。その額は、2018年に親が年金に投入した額(バンク・オブ・アメリカとエイジ・ウエーブの調査による)の2倍に上る。
【バロンズ】子育て資金、親はどこまで出すべきか
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