遅かれ早かれ、そうなることは予想されていた。反トラスト法に基づく企業分割といったより大きな介入をかわすため、巨大ハイテク企業が政府の規制を自ら呼びかけることだ。米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)も、インターネットの管理に政府が「より積極的な役割」を果たすのを歓迎する仲間入りをした。その対象には自社も当然含まれるだろう。アイリッシュ・インディペンデント、ワシントン・ポスト両紙に先月30日掲載された寄稿の中で、ザッカーバーグ氏は欧州流のプライバシー規則を米国にも導入すべきだと主張。「有害コンテンツ、選挙の公正さ、プライバシー、データポータビリティ(個人情報の他社への移し替え)」に関する一段と明確なルールを規制当局が定めるよう求めた。