――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」  ***  2019年は投資家にとって、損失を出すのが難しい年となっている。これは、プラスの確保が難しかった昨年と同じぐらい懸念を生むものだ。  過去50営業日は、資金を寝かせておけば大半の資産クラスで利益が得られた。S&P500種株価指数を構成するいずれのセクター、新興国の株・債券、欧州株や日本株、米国債や広範な商品バスケットなどだ。S&P500で今年下げているのは40銘柄だけで、5%を超える下落はわずか18銘柄にとどまっている。