米国のウィリアム・バー司法長官は9日、ロバート・モラー特別検察官が提出したロシア疑惑に関する捜査報告書を1週間以内に公表することができると述べた。また、約400ページにわたる報告書の一部を非公表にする措置については理由を明白にすると言明した。バー氏は司法省の予算に関する議会公聴会の冒頭で「できる限り公表するため自らの裁量に頼っている」と発言。編集部分は色分けし、各部分について理由を説明する脚注を入れる意向を明らかにした。ホセ・セラーノ下院議員(民主、ニューヨーク州)は「誰もが気にしながら聞けずにいる重要事項に触れることなくして、この公聴会を開くことはできない」とし、「米国民は多くの疑問に答えを得られずにいる。あなたの書簡の元となったプロセスを巡る深刻な懸念があり、完全な報告書をいつ目にすることができるのかも不透明だ」と指摘した。
ロシア疑惑報告書、1週間以内に公表可=米司法長官
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