ソニーが「走るスマホ」と呼ぶニューコンセプトカートは、ドコモの5Gで遠隔操作するサービスの立ち上げ準備に入った。Photo by Reiji Murai

 その代表格がソニーの「人を乗せて走るスマホ」をコンセプトに開発した「ニューコンセプトカート」だ。ドコモの5Gの通信設備とソニーの高感度4Kカメラを搭載して遠隔操作する車。9月の5Gの試験サービス開始とともに、イベント会場やテーマパークで貸し出しサービスを展開して事業化に結び付けたい考えだ。

 また、パナソニックも重要なパートナー。20年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、5Gを活用したスポーツ中継システムを共同開発する。ALSOKとは監視カメラで撮影した高精細映像からAI(人工知能)の画像認識で不審者を察知するシステムの共同開発が進んでいる。

「非通信」拡大へ
企業連携が加速 次世代産業の期待