海外大手に狙われるNEC、富士通
5Gで日の丸消滅も

 一方で、かつて公社時代から日本電信電話の通信機器ベンダーとして世界的に技術をリードしていたNECと富士通の2社は、海外進出に失敗したことから、いまだにドコモへの納入にとどまる。18年の世界シェアは両社を合わせても2%に満たないが、5Gの導入でもドコモ頼みが続く。

 ただ、競合他社に比べて圧倒的に規模で劣る両社は、5G設備の研究開発費の捻出も厳しく、18年になってNECはサムスン電子と、富士通はエリクソンと相次ぎ提携を決めた。