ドライバーが不要な自動運転が普及すれば、車の最大の買い手はライドシェア大手になる。そして、自動車メーカーの地位は低下する。
だからこそ、国内でライドシェア勢が台頭する前に、モネはいち早く実験を進め、サービスを広めておきたいのだ。
高速大容量・低遅延を可能とする5Gは、将来の自動運転では必須の存在だ。KDDIも2月、国内初となる5Gを活用した自動運転車の公道実証実験を実施した。
自動車の5Gの普及はまだ先だが、自動運転社会での居場所を確保する戦いは、既に始まっている。
3社がそろって参入
工事現場の無人化
0.1秒を超えればたちまち違和感を覚える──。建設現場の労働力不足解消の切り札として期待を集める建設機械の遠隔操作は、遅延時間が0.2秒まで達したら、実際の操作感覚は失われ、建設現場ではほぼ使い物にならない。