――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米金融大手シティグループとゴールドマン・サックスが15日公表した1-3月期(第1四半期)決算は、コスト削減と自社株買いに支えられる内容となった。だがこれらは、長期的な成長を実現する方策とはならない。  厳しい市場環境を背景に、シティは前年同期比2%、ゴールドマンは13%のそれぞれ減収となった。両行を救ったのはコストに対する規律だ。シティは総営業費用を3%、ゴールドマンは11%それぞれ圧縮。