3位の甲陽学院(兵庫)、4位の大阪星光学院(大阪)、5位の東大寺学園(奈良)は、灘と同じくいずれも中高一貫の私立の男子校。私立は公立よりも授業の進め方が柔軟で、受験への対応がしやすい。少ない生徒にきめ細かな指導をすることで、「少数精鋭」の教育を実現している。

 例えば大阪星光学院の卒業生は176人で、大きな公立高校の半分ほど。キリスト教精神に基づき、一人ひとりの生徒に向き合う丁寧な指導が強み。長野県や和歌山県にある施設で合宿し、OBのサポートも受けながら、様々な体験を通して心身を鍛える。

東大・京大と難関国立8大学の合格率ランキング 1位~25位【東大・京大と難関国立8大学の合格率ランキング 1位~25位】
<表の見方>
東大と京大の合格者総数に難関国立8大学合格者数の合計を加えた合格率の高い50校を表にした。難関国立8大学は、北海道大、東北大、名古屋大、大阪大、九州大、一橋大、東京工業大、神戸大。合格者数は、合格実績のある学校への本誌とサンデー毎日、大学通信の合同調査(3月31日現在判明分)。推薦・AOなどの合格者を含んでいる。 合格率(%)は、合格者数を卒業生数で割った数字。通信制・定時制を併設している学校は、それらを除く全日制の卒業生で算出した(78ページからの表とは異なることがある)。同率で順位が異なるのは小数点第2位以下の差による。協力・大学通信 (週刊朝日2019年4月19日号より) 拡大画像表示

 6位以下を見ても、私立の中高一貫校は複数入っている。6位の久留米大附設(福岡)は、ホリエモンこと堀江貴文氏らが輩出した進学校。東大の合格者が50人台に乗るのは29年ぶり。以前は中高一貫の男子校だったが、2013年に中学が共学化。今年はその1期生に当たる生徒たちが受験に挑戦していた。大学通信の安田賢治常務は言う。

「共学化すると優秀な女子が集まってくるので、レベルは上がります。久留米大附設の躍進には女子の影響が大きいと思われます」

 9位の聖光学院(神奈川)は東大合格者数が前年より21人増えた。合格者のうち現役の割合も高い。

「フィールドワークといった体験学習が有名です。様々な業界の専門家を呼び、学びのモチベーションを上げることにも力を入れています。生徒は刺激を受けて、合格実績にもつながります」(安田常務)