2020年の米大統領選に出馬したエリザベス・ウォーレン上院議員(民主、マサシューセッツ州)は、巨額の税金で学資ローン債務を帳消しにすることを提案した。上昇の一途をたどる大学の学費を抑えたい狙いだ。  ウォーレン氏は富裕層の税負担を重くし、そこから得られる税収の大半を、学資ローン返済が困難な層を救済する原資にしようとしている。  米政府と州に授業料など高等教育にかかる費用の分担を交渉させ、全ての2年制・4年生公立大学の授業料を無償化することも提案した。