植物性タンパク質で作る人工肉の米ビヨンド・ミート(カリフォルニア州)が新規株式公開(IPO)の仮条件を設定した。この条件の上限では約1億8400万ドル(約210億円)を調達する可能性がある。最新の届け出によると、1株19〜21ドルで875万株を公開する予定。ベンチャーキャピタル(VC)の支援する同社の価値は最大12億1000万ドルと評価される可能性がある。ビヨンド・ミートはクライナー・パーキンス、オビアス・ベンチャーズ、タイソン・ベンチャーズなどVCから1億4300万ドル近くの資金を調達した。VCの株主ではクライナーの保有比率が15.9%で首位、オビアスが9.16%と2位だ。ビヨンド・ミートは昨年11月にIPO目論見書を提出。その後、菜食主義者でも食べられるバーガー、鶏肉、ソーセージ代替品の主原料である植物性タンパク質の供給業者や契約などを数回にわたり修正した。