――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」  ***  米政府はブームに沸く自国のシェール産業に過度に依存しようとしている。  マイク・ポンペオ国務長官は22日、昨年11月に再発動したイラン産原油の禁輸制裁に関し、エネルギー需要の供給を中東地域に大きく依存する8カ国・地域に認めてきた180日間の適用除外期限を延長しないと発表した。トランプ政権はこれに伴い、必要なエネルギーの一部を米国の生産者が満たすことができると期待している。しかし、原油相場がどちらに向かうのかは分からない。  イランに対する制裁措置は過去1年間の原油相場が変動する大きな要因だった。