ソフトバンクグループ傘下の米携帯電話サービス大手スプリントと同業TモバイルUSの合併計画を巡り、米連邦通信委員会(FCC)のアジト・パイ委員長は20日、両社が一連の条件に同意したことを受け、条件付きで支持すると表明した。パイ委員長は「FCCの2つの最優先事項は地方のデジタルデバイド(情報格差)を埋めることと、次世代の無線通信技術である5Gにおける米国のリーダーシップを前進させることだ」とした上で「Tモバイルとスプリントのコミットメントは、この重要な目標をそれぞれ大きく前進させるだろう」と述べた。FCCによると、両社は農村地域を中心に新たな無線ブロードバンドサービスに投資し、スプリントが保有するラジオ周波数帯のミッドバンドのライセンスを利用して5Gインフラを整備することに同意。スプリントのプリペイド式携帯電話サービス「ブースト」の売却にも同意した。