クラブ活動からオリンピックまで、規模もレベルもさまざまな舞台で、多くの人を夢中にさせるスポーツ。話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』では、毎号、一つの競技を取り上げて、やっても見ても楽しくなるうんちく(深~い知識)を紹介するよ。今回は、野球を取り上げるよ。
<競技の内容>
9人ずつの2チームが攻撃側と守備側に分かれ、守備側の投手が投げたボールを攻撃側の打者がバットで打つなどして得点を争う。
<起源>
1846年6月19日、アメリカ・ニューヨークの消防団が初めて試合を行った。この日は「ベースボール記念日」と呼ばれる。アメリカ北部で広がり、19世紀半ばの南北戦争をきっかけに南部にも広まった。日本には、1872年、現在の東京大学でアメリカ人教師のホーレンス・ウィルソンが伝えた。
<野球のうんちく6連発!>
(1)投手はわざと打ちやすいボールを投げていた!
野球はアメリカで生まれ、1845年にアメリカ・ニューヨークで、現在につながるルールがつくられた。しかし、投手は下手投げで打ちやすいボールを投げるなど、今とはまったく違う部分も多かった。今のように攻守交代を9回繰り返した後で得点の多いチームが勝ちなのではなく、先に21点取ったチームが勝ちだった。