――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  米中貿易紛争は新たな冷戦に急速に近づいているとの懸念が投資家の間で高まっている。前線に立たされているのは高い株価をつけてきたハイテク企業だ。  市場は貿易摩擦がハイテク企業に及ぼす影響にほとんど懸念を示していなかったが、わずか1カ月でパニックの様相を呈し始めた。エヌビディアやクアルコム、インテルといった半導体株はハイテクバブル後の高値から急落し、中国のサプライチェーン頼みの銘柄も下落した。