仏自動車大手ルノーと欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が提携交渉の一環として経営統合の可能性を協議している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。両社の協議は26日の時点で進展した段階にあり、さまざまな選択肢が検討されている。関係者らによれば、ルノーとFCAは27日に、電気自動車技術や製造プラットフォーム、またコネクティビティー技術などの分野で協力することで合意したと発表する見通し。対等合併を検討していることも明らかにする可能性があるという。両者が経営統合すれば時価総額は合わせて370億ドル、乗用車や小型トラックの年間生産台数は約900万台に達する。生産台数では独フォルクスワーゲン、トヨタ自動車に次いで世界第3位となる。
ルノーとFCA、経営統合を協議 提携交渉の一環
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