サウジアラビがついに理にかなうディールを見つけた。米配車大手ウーバー・テクノロジーズなど不慣れな分野に出資していた国営石油会社サウジアラムコは、米エネルギー大手センプラ・エナジーから液化天然ガス(LNG)を購入する契約で合意した。これにより、サウジは同国にはなじみのあるビジネスと最近注目する資源へのアクセスを得た。だがこの投資は一方で、原油の優位性が揺らぐ中で同国が直面する課題も浮き彫りにした。サウジアラムコはセンプラが米テキサス州ポートアーサーで進めるインフラ事業に投資することで合意した。ポートアーサーは米国のLNG輸出拠点として急浮上している。合意内容の一部として年間500万トンのLNGを購入する機会と同事業の権益の25%を取得した。
サウジ待つ皮肉な未来、天然ガス投資は吉か凶か
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