フレームワーク30 DAY12 アンゾフの成長マトリクス

 提唱者の経営学者の名を冠して「アンゾフの成長マトリクス」として知られるフレームワーク。これは「市場」と「商品・サービス」をそれぞれ新規か既存かで分類してマトリクスに落とし込み、成長戦略を考えるツールだ。

 下図のように、成長マトリクスはそれぞれ「市場浸透」「新製品開発」「新市場開拓」「多角化(さらに四つのタイプに分類される)」の各戦略に区分できることが分かる。

 この中で新市場に新製品を投入する「多角化」には、他の三つの戦略より高いリスクを伴う特徴がある。他の戦略は既に持っている経営資源を活用できるが、多角化はそうはいかない。なじみのない分野で人員の適正配置も難しい。

「新しい分野へ!」との意気込みはいつの時代も魅力的に感じられるが、掛け声倒れとならないように、リスクも冷静に見極めたい。

(週刊ダイヤモンド2017年8月5号「ロジカルシンキング&問題解決法」を基に再編集)