フレームワーク30 DAY27 マズローの欲求5段階説

 部下は何に悩んでいるのだろうか? あるいは、自分は何が満たされていないのだろうか? そんな悩みに答えるのが、知名度の高い「マズローの欲求5段階説」だ。

 この説では、人間の欲求には5段階があるとし、低次元の欲求が満たされれば、高次の欲求を満たしたくなるとされる。アブラハム・マズローによって提唱された。

 低次元の欲求である「物質的欲求」には二つあり、「生理的欲求」は食欲や睡眠欲など生命を維持するための原始的欲求。「安全欲求」は事故に遭わなかったり、治安が良かったりと安全な生活を求める欲求。

 高次の欲求三つは「精神的欲求」に含まれ、「所属と愛の欲求」は人とつながり組織に属することで、孤独を感じず安定したいという欲求。SNSの利用はこの欲求を満たすためのもの。

 次に「承認欲求」は他人から尊敬されたいという欲求。2種類あり、低次の承認欲求は名声や注目といった表面的なもの、高次の承認欲求は自己肯定や自律性だ。

 ここまで紹介した四つの全ての欲求は「欠乏欲求」というもの。最上位の「自己実現欲求」だけが「成長欲求」で、自分の持つ能力を最大限発揮し、なすべきことをなし遂げたいという欲求だ。

 部下の動機付けや自分の動機の確認、あるいは顧客の欲求の分析などに活用してほしい。

(週刊ダイヤモンド2017年8月5号「ロジカルシンキング&問題解決法」を基に再編集)