• 先週のIPOの活気は「超大型株疲れ」の反映か?• 先週のIPOの活気は「超大型株疲れ」の反映か?この数週間というもの、ウォール街は配車アプリ大手のウーバー・テクノロジーズ(UBER)とリフト(LYFT)の新規株式公開(IPO)後の平凡な株価が「2019年はIPOの当たり年」という期待を打ち砕くのではないかとやきもきしていた。ところが先週、IPO市場はにわかに活気づいた。3社の全く異なる種類のハイテク企業が上場し、市場が熱狂したのである。その高揚感は、筆者に1999年のIPOブームを思い起こさせた。本題に入る前に筆者が指摘しておきたいのは、新規上場を果たした3社がいずれも「超大型株疲れ」とも言うべき現在のトレンドを反映しているように見えることだ。フェイスブック(FB)、アルファベット(GOOGL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、アップル(AAPL)は政府の調査を受けており、道義的に問題のある巨大企業という認識が広がりつつある。しかも、インターネットやスマートフォンの普及率が高まって市場が飽和しつつあることを背景に、これら4社のビジネスは全般的に伸び悩みつつある。
【バロンズ】IPOブーム再来? 超大型株疲れを反映か
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