・配当株の相対的パフォーマンス今年前半、有配株は市場をアンダーパフォームしたものの、概して堅調なパフォーマンスを見せた。S&P500指数の年初から6月24日までのリターンが18.7%だったのに対して、S&P500配当貴族のリターンは16%弱だった。25年以上連続で増配を続けるこれら57社は、大型配当株のパフォーマンス全般を良く表している。また、配当貴族は、昨年第4四半期の暴落も比較的良く持ちこたえた。S&P500指数は13.5%下落したが、S&P500配当貴族指数の下落は8.6%であった。10年物国債の利回りが2%近辺にあり、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを示唆していることから、債券などの資産と比べると、大型配当株はますます魅力的に見える。ネッド・デービス・リサーチも最近のレポートで、「今後の金融緩和の可能性をにらみ、配当株は他の株式や債券と比較し、この数年で最も評価の上がる時期に差し掛かっている」と主張している。
【バロンズ】S&P500指数に勝つ配当株6銘柄
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