キム・カーダシアン・ウエスト(38)が降参する時だと悟ったのは6月28日金曜日の正午ごろだった。世界中から3日間責められた末、立ち上げたばかりの補正下着ブランドの名称を変更する羽目になった。補正下着についてカーダシアンは10年を超える歳月をかけて構想を練っていた。カニエ・ウエストとの結婚や第1子の出産、エリザベス女王を除く世界のどの女性よりも有名になる前からだ。しかし、ブランド名「Kimono(キモノ)」は変更を余儀なくされた。それにより、第1弾の商品出荷に備えていた従業員や投資家たちは全く違う課題に直面した。日本の大切な伝統から利益を得ようとしているとの非難を巻き起こさない新たなブランド名が必要だった。その名称は「キム」のイメージを呼び起こすと同時に、さまざまなサイズや形状、肌の色合いなどを表す必要があった。カーダシアンはそれらをブランドコンセプトの欠かせない要素にしていたからだ。ウェブサイトのデザインを変更し、夫のカニエが作成したロゴも変える必要があった。