プレゼンにおいてターゲットにしている層と異なる人たちが目の前に現れたとしても、諦めなくて大丈夫。コンテンツの伝え方を変えるだけで成功確率を高めることが可能です。

 若宮さんには、今回のプレゼンでは「目の前の男性陣にネイルシールの存在を伝える係になってもらう」というアプローチが有効だとお伝えしました。審査員の男性自身がネイルサロンに行くことはなくても、ネイルに興味がある女性がいることは知っているはずです。

 その一方で、「きれいなネイルをしたくても、なかなかできない女性の存在」を知っている人はあまりいません。実のところ、医療関係者や食品関係者、ちょっと堅い会社の受付などでは、ネイルが許されていないこともあります。でも、ネイルは女性の気持ちを高めてくれる効果的な存在です。

 若宮さんはネイルを「唯一、いつでも自分で確認できるおしゃれ」と表現していました。髪型や洋服は、鏡に映さなければ全貌がわかりませんが、ネイルはいつでも自分で見て楽しむことができます。そんなおしゃれを「普段はネイルができなくてちょっと寂しい」と思っている人にプレゼントできたら、すてきだと思いませんか。

 ネイルサロンに行くと、少なくとも1~2時間は何もできない状態になります。その1~2時間が捻出できない人、例えば小さいお子さんがいる女性などもターゲット層かもしれません。

 ユアネイルのメリットは、ほんの数分あれば自分の好きな柄のシールを爪に貼ることができる手軽さです。

 もしネイルを楽しみたいと思っている奥さんに「ちょっと子ども抱っこしているから、その間にネイルシールを貼ってみたら?」とユアネイルをプレゼントしたら喜ばれるかもしれません。あるいは、ネイルでおしゃれができない職場の女性たちに「パーティーの時だけでもこれ使ってみたら?」とプレゼントしてみても喜ばれると思います。

 このように、「相手が商品のターゲット層ではなくても、プレゼンに意味を持たせる」ことは十分に可能なのです。