中国の配車サービス最大手、滴滴出行は新たな資金調達を目指している。米同業ウーバー・テクノロジーズやリフトの新規株式公開(IPO)を受け、業界への投資意欲が回復したとの期待が背景にある。  計画を知る複数の関係者によると、滴滴出行は最大20億ドル(約2160億円)を調達したい考え。同社は2018年7月に米オンライン旅行代理店大手ブッキング・ホールディングス(旧プライスライン・グループ)から資金を調達したが、当時と同じ価格で株式を追加発行する。18年の評価額は不明。関係者の1人によると、今回の資金調達を実施後は、評価額が約620億ドルに達する可能性が高い。