13歳の息子がゲーム内で仮想の武器や乗り物を買っていることをリスベット・オコンネルさんが知ったのは、自分のデビットカードにマイクロソフトの「Xbox(エックスボックス)」から1日に複数回、20ドルと30ドルの請求があったことに気付いた時だ。記録を調べると、3年間で1500ドル(約16万円)がこうしたアイテムの購入に使われていた。子どもがお小遣いを漫画やお菓子につぎ込むというのは遠い昔の話だ。今の子どもたちはビデオゲームの中で自分の分身に着せる衣装など、漫画やお菓子以上にはかない商品に数百ドル、時には数千ドルをつぎ込んでいる。仮想の世界でお金を使うことは子どもの不健全な金銭習慣につながるか――。この問題をめぐって親や議員の間で議論が起きている。こうしたお金の使い方にショックを受ける親もいれば、「子どものお金だから」とあきらめている人もいる。
ゲーム内アイテムで子供が浪費、米で問題に
親の口座につながった仮想通貨で購入、議会では規制法案も
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