イラン革命防衛隊(IRGC)は18日、密輸燃料を積載していたとして外国籍タンカー1隻を拿捕(だほ)したと発表した。イランが中東の洋上交通をさらにかく乱しかねないとの警戒感から、原油相場が上昇している。イラン国営通信(IRNA)が伝えたプレスリリースによると、IRGCは14日にペルシャ湾のホルムズ海峡にあるララク島付近で密輸燃料100万リットルを積んだ外国船を拿捕した。原油輸送の要衝のホルムズ海峡付近では、このところ石油タンカーの航行妨害や攻撃が続いており、イランと欧米諸国の緊張が高まっている。この発表を受けて原油先物相場は急伸した。北海ブレント原油は1%高の1バレル=64.27ドル、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油は0.8%高の57.22ドルで取引されている。
イラン、外国タンカーを拿捕 燃料密輸と主張
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