米航空機大手ボーイングの新型旅客機「737MAX」が長期にわたり運航停止となっている問題で、同社は顧客企業に支払う補償費用として50億ドル(約5360億円)近くを計上する。ボーイングは18日、4-6月期(第2四半期)に計上する49億ドルの税引き後費用が「混乱を生じた顧客に対して見込まれる」関連費用だと発表。ボーイングは補償を複数年にわたってさまざまな形で実施するとした。同社はまた、製造の遅れが予想よりも長期化していることが原因で、737型機を組み立てる費用の負担が17億ドルほど増えるとも明らかにした。決算では、1カ月に42機を組み立てている現在のペースが来年には57機まで徐々に増えることを前提にしているという。