米司法省は、24日に議会証言を控えたロバート・モラー元特別検察官に対し、証言は2016年米大統領選へのロシア介入疑惑を巡る捜査報告書の内容にとどめるよう指示した。民主党は同氏がドナルド・トランプ米大統領を訴追すべきか判断を示さなかった理由について新たな情報を引き出すことに期待を寄せている。モラー氏は下院の情報委員会と司法委員会で証言する予定。司法省は22日、448ページに及ぶ捜査報告書の中で非公開となった部分について証言しないよう同氏に指示した。さらに、捜査対象者が刑事訴追されなかった場合はその人物について公の場で話すことを控えるという、司法省の長年の慣例に従うべきだとも伝えた。ブラッドリー・ワインスハイマー司法副次官補は書簡で、モラー氏の捜査の一部は法律上の特権で守られているため、証言内容は全て同氏の公式報告書の範囲内にとどめる必要があると述べた。
モラー氏の議会証言、報告書の内容にとどめるべき 司法省が指示
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