highlight type=BOLD• 上昇が続く株価への懸念/highlight• 上昇が続く株価への懸念クラウドベースの統合基幹業務システムを手掛けるワークデイ(WDAY)の時価総額は500億ドルに迫るが、赤字だ。やはりソフトウエア会社であるサービスナウ(NOW)やオクタ(OKTA)なども赤字。インターネットの先駆者にしてベンチャーキャピタリストのマーク・アンドリーセン氏が2011年に述べたように、「ソフトウエアが世界を飲み込んでいる」というと大げさかもしれないが、米国株式市場でこれほど人気の高い業界は他にない。投資家は、これらの企業の一般に(公正妥当と)認められた会計原則(GAAP)に基づく利益の欠如を黙認している。それよりも魅力的なのは、サブスクリプション型ソフトウエアを導入する企業の増加を背景とした売り上げ成長率の高さと市場機会の大きさだ。米国の大手企業で、前年比25%以上の増収などめったにないが、唯一あり得るのが、ソフトウエア会社だ。しかし、株価の上昇が続く中、今や一部のファンでさえ、バリュエーションが高過ぎるのではないかと感じている。マッコーリーのソフトウエア・アナリスト、サラ・ヒンドリアン氏は、今月のレポートで「ソフトウエア銘柄のバリュエーションは過去最高に達し、バブルのリスクが高まっている」と指摘している。
【バロンズ】ソフト会社にバブルの気配
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