「Dear Mr. Mike Davis.」このひと言で、あなたは信頼を失います。
外資系企業で役員秘書を18年経験したプロフェッショナルが、ネイティブにほめられるワンランク上の英語を語る! 「できません」「わかりません」と言えないハードな仕事から学んだ、ネイティブに一目置かれる英語とは?
ハイクラス英文法、電話、来客対応、メール、パンクチュエーション、ビジネス英単語etc。
最新刊『ネイティブにほめられる英語』の著者である西真理子氏が、そのエッセンスをやさしく語ります。
まずは、形容詞と副詞の違いから!
形容詞とは名詞の状態を説明する言葉で、副詞は名詞以外を説明する言葉です。
まずは形容詞から。美しい、高い、広い、静かな、大きな、よいなど、日本語の「い」「な」で終わる言葉が形容詞と考えるとわかりやすいです。
対して副詞はどうでしょう。速く、よく、いつも、しばしば、適切に、とても。動詞や形容詞を修飾するのはもちろん、副詞自体を修飾することも可能です(very quicklyのveryなど)。
形容詞の例:beautiful、tall、wide、quiet、big、good
副詞の例:quickly、well、always、usually、properly、very
goodとwell は何が違う?
間違えやすいのはgoodとwellです。基本は「よい」と「よく」の違いだと覚えれば大丈夫です。
You did a good job! よい仕事(goodは名詞のjobを説明)
You did the job well. よくやった(wellは動詞のdidを説明)
しかし「体調・気分がよい」はfeel good, feel wellのどちらも使えます。feel goodが「気分」、feel wellが「体調」という説もあります。
I feel good today. 今日は気分がよい。
I don’t feel well. 体調がよくない。
他に「やってしまいがちな間違い」がこちら。
Almost the students attended the class.
「Almost は『ほとんど』だから…」と考えがちですが、almostは副詞です。ゆえにstudents(名詞)を修飾することはできません。「ほとんどすべての」と考えれば、all(すべての)は形容詞ですから副詞による修飾が可能です。
つまりAlmost all (of) the students attended the class.(ほとんどの学生がその授業に出席した)が正しいわけです。