元KAT-TUN・田口の
土下座はなぜ「NG」なのか

 一方、岡本社長の謝罪については「40点」と辛口だ。

「会見が時間無制限だったのはよかったと思いますが、説明下手で話が回りくどく、ごまかしている印象を視聴者に与えてしまいました。簡潔に結論から話して明快な回答ができていれば、評価や結果はだいぶ違ったと思います」

「謝罪会見を開いたらクビにする」発言の釈明も、マイナスポイントだった。

「岡本社長は、芸人さんたちとの話し合いが膠着していたところで、場を和ませようとして『クビだ』と言ったと説明しました。それは事実なのかもしれませんが、この回答はNG。コンプライアンス的に許されるはずがありません。あの場面では『自分がアホでした』と言うべきだったんです。謝罪会見の場では“正直さ”ではなく、事態を収拾できるかどうかが重要。結果的に事態は全く収束されていないので不合格です」

 このように謝罪の仕方ひとつで、世間の印象はガラッと変わってしまうのだ。最近では、大麻取締法違反の罪に問われた「KAT-TUN」の元メンバー田口淳之介が、今年6月に行った土下座謝罪も話題になったが、評価は「59点」とギリギリ落第点だ。

「田口さんの謝罪の言葉自体は、大変素晴らしいものでした。言い訳や余計なことは何も言わず、全部自分が至らなかったと簡潔に言いました。しかし、その後の土下座で大きく評価を落としましたね。おそらく田口さんは芸能界に戻りたいと思っている。そう考えたときに、ああいった変なイメージを残してしまうのはものすごくマイナス。今後は事あるごとに、テレビは面白がってあの映像を流すでしょう」

 増沢氏によれば、芸能人にとってベストな謝罪とは、「イメージが残らず、世間から忘れられてしまう謝罪」なのだ。