• 好調なバリュー株• 好調なバリュー株先週は優良銘柄が下落した一方、低パフォーマンス銘柄は上昇した。こうした変化を「暴力的」あるいは「憎しみの循環」という言葉で評する関係者もいる。ここ10年を見れば、割高なモメンタム株は一層高くなり、バリュー株はどんどん安くなっていった。ところが、JPモルガンによると、先週月曜日から水曜日までの3日間は、モメンタム株が10%下落したのに対し、バリュー株は7%の上昇となり、過去30年間で最も激しい値動きを見せた3日間だった。本誌先週号の記事で割高なモメンタム株として取り上げた、債券の電子取引プラットフォームを運営するマーケットアクセス・ホールディングス(MKTX)は、先週、S&P500指数構成銘柄の中で最大となる19%の下落を記録した。次いで、取引所運営会社CMEグループ(CME)が9%下落している。それに対し、老舗アパレルメーカーのヘインズブランズ(HBI)は13%、高級オートバイメーカーのハーレーダビッドソン(HOG)は10%、それぞれ上昇した。
【バロンズ】バリュー株の輝き、いつまで続くか
有料会員限定
あなたにおすすめ