スピリチュアルビジネスの罠
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いつの世にも、「見えないものを売る商法」に長けた人はいる。人の孤独や喪失感につけこんだスピリチュアルビジネス、あなたも目撃したことはないだろうか。(取材・文/フリーライター 鎌田和歌)

カモにされないための警鐘として
「怪しげなスピリチュアルビジネス」の目撃談

 多くの日本人が年始に初詣に行くし、受験や就職活動時の「神頼み」も一般的なこと。星占いはいつでも人気のあるコンテンツであり、瞑想やマインドフルネスは最近人気がある。

 このように、目に見えない精神的・霊的な力を信じる「スピリチュアル」な行動を日常の中で見かけることは決して珍しくない。厄年のお祓いやちょっとした占い、おまじないなどは誰でも多かれ少なかれ経験があり、それ自体に問題を感じる人はほとんどいないだろう。

 しかし、物事には何でもバランスがある。目に見えない効果を求めて高額な商品を購入したり、「あなたの本当の姿がわかる」などと喧伝する人物に依存しすぎたりすることは、健康的とは言い難い。

 そもそもが目に見えない世界のことであり、「効果」は本人の気分に左右されるもの。そこにつけ込むビジネス目的の輩がいることも残念ながら事実である。また、親しい人との別れなどの喪失感や、仕事の失敗などの挫折感につけ込む者も少なくない。カモにされないための警鐘として、「スピリチュアルビジネス」の目撃談を紹介したい。