英議会は20日、ボリス・ジョンソン首相が10月に欧州連合(EU)との間で合意した離脱協定案を358対234の賛成多数で可決した。英国は来年1月31日のEU離脱に向けて大きく前進した。この日の採決は協定案の法制化に必要な最終承認ではないが、数年も続いたEU離脱を巡る政界の内紛が収まったことを浮き彫りにした。ジョンソン氏率いる保守党は先週の総選挙で圧勝し、下院の過半数を握った。下院議員にはEU離脱支持派が多く、この日の採決はおおむね形式的なものだった。