料理宅配サービスの米グラブハブ(本社シカゴ)は、競争激化やこのことろの株価低迷を踏まえ、身売りを含む戦略的選択肢を検討している。複数の関係者が明らかにした。グラブハブは身売りや買収など選択肢の評価について助言を受ける金融アドバイザーを選定した。アクティビスト(物言う株主)が現れた場合の筋書きも検討しているという。このレビューは始まったばかりで、何の動きにもつながらない可能性もある。グラブハブは2014年上場。時価総額は足元で約45億ドル(約4900億円)だが、わずか1年前には130億ドルを超えていた。それ以降は同業他社の出現で競争が激化し、業績がむしばまれている。昨年10月28日には業績見通しを下方修正した。