結局、黙示録はやって来ないようだ。イランは8日、イラク国内の米軍基地をミサイル攻撃したが、ここから得られた教訓は、抑止力には効果があるようだということだ。  イラク北部と西部2カ所の米軍基地に十数発の弾道ミサイルが撃ち込まれたが、この攻撃による米国人やイラク人の死者はいなかった。イラクはイランが事前に警告したと述べており、そのため米イラク両軍には避難する時間があった。サウジアラビアの石油施設攻撃で判明した通り、イランはミサイルの照準精度を向上させている。しかし今回、ミサイルは照準を外れたようだ。