――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  世界最大の自動車市場の「横滑り」が止まらない。投資家は「衝突」を何とか回避しているブランドに注目すべきだ。  中国汽車工業協会(CAAM)によると、中国では2019年の新車販売台数が前年比8.2%減と、2年連続で減少した。一時は輝きを放っていた電気自動車(EV)すら、政府が6月に補助金を削減したことで落ち込んでいる。プラグインハイブリッド車(PHV)などいわゆる「新エネルギー車」の販売は4%減と、前年の62%増から大きく反転した。  2020年は改善する可能性が高い。