米金融大手JPモルガン・チェースが14日発表した2019年10-12月期(第4四半期)決算は、21%の増益となった。収入は9%増加した。投資銀行事業が好調だった。10-12月期の利益は85億2000万ドル(前年同期は70億7000万ドル)、1株利益は2.57ドル(同1.98ドル)。調査会社ファクトセットがまとめたアナリスト予想は2.35ドルだった。収入は283億3000万ドルで、前年同期の261億1000万ドルから9%増加。アナリスト予想の278億7000万ドルを上回った。法人・投資銀行事業が好調な伸びを示した。同事業の収入は31%増の94億7000万ドルとなった。ただ、大幅な増収は前年同期の水準が低かったことが一因で、前年は市況悪化による業界全体のトレーディングの不振が業績を圧迫していた。