米航空機大手ボーイングは17日、小型旅客機「737 MAX(マックス)」の運航開始を前に新たなソフトウエアの問題に直面していることを明らかにした。業界関係者や政府当局者によると、飛行制御コンピューターがフライト前に出力を上げる必要があるが、この問題が妨げになる恐れがあるという。ボーイングは不具合の修正に取り組んでいると説明した。これまでにも予想外の技術的問題が相次ぎ発生し、737MAXの運航再開は何カ月も遅れている。ボーイングの広報担当者は「必要なアップデートを行い、こうした変更内容の提出について米連邦航空局(FAA)と協力し、顧客やサプライヤーに逐次報告している」と述べた。詳細に関する説明を受けた関係者によると、先週になって問題が発見されるまで、ボーイングとFAAは1月中に認証飛行試験を実施する予定だった。だが現時点では、少なくとも日程は2月にずれ込みそうだという。