ドナルド・トランプ米大統領の弾劾裁判の審理が上院で始まる21日、同氏はダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)に出席するためスイス入りする。自身の任期中で最も歴史的な日のひとつを、ワシントンから約6400キロ離れた場所で各国首脳や企業幹部らと過ごすことになる。2つの対照的なイベントが同時進行するが、トランプ氏の側近らはダボス会議に出席することで、弾劾裁判に影響されることなく大統領としての職務を遂行する姿を示すことができるとみている。米上院は共和党が過半数を占めているため、トランプ氏に有罪判決が下される可能性は低い。トランプ氏のダボス会議出席は2018年に続いて2度目。21日には演説が予定されている。側近によると、メキシコやカナダと結んだ新たな貿易協定や、中国との「第一段階」の貿易合意といった成果を強調し、型破りな政治が結果を出していることを示すとみられる。
トランプ氏、弾劾裁判よそにダボス会議へ
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