【著者からのメッセージ】

価格:1,400円+税
発行年月:2020年1月29日
判型/ページ数:四六判並製/272ページ
ISBN:978-4478107294
『私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」』
このたび『私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」』を上梓しました著者の廣津留すみれです。
みなさんは、“Out of comfortable zone”という言葉を聞いたことがありますか?
直訳すると「快適なゾーンから出る」、つまり現状に安住することなく新しいことに挑戦する、という意味です。
私は生まれ育った大分県大分市の公立高校から米ハーバード大学に現役合格して、いわゆる「首席」で卒業しました。
その後、進学した米ジュリアード音楽院も首席で卒業して、現在はニューヨークを拠点にバイオリニストとして活動しています。
また、ニューヨークで音楽コンサルティング会社を起業し、CEOも務めています。
私は18歳でハーバードに入学するまでは、海外生活や留学の経験はありませんでした。
塾に通ったことすらなく、通ったのは公立小中高のみ。
3歳から習っているバイオリンを演奏することに熱中していました。
普通に大分で暮らし、大分の学校に通っていた私にとって、突然アメリカに渡ってハーバードに入ることは、まさに“Out of comfortable zone”でした。
入学後は大分での日常が一転、驚きの連続だったのです。
信号は赤でも車が来ていなければ渡る、授業中は隙あらば手を挙げる、会ったらまず握手する、相手のファーストネームを会話のところどころに挟む……いまでは常識と思えることも、当時は環境に慣れようと必死の思いで真似していました。
そんな中、いちばん驚かされたのは、ハーバードの仲間たちの「知的好奇心」と「思考力」の高さです。
友人と食堂で交わす会話1つとっても、ただの雑談とは違いました。
“超”がつくほど専門的な生物学の話だったり、投資会社が駆使する応用数学の数式の話だったりするのです。
しかも、1つのトピックについて話し始めると、かなり突っ込んだところまで一緒に熟考させられました。
しかし不思議なことに、最先端の生物学や応用数学の話でも、ハーバードの仲間が話すと堅苦しくも退屈でもなかったのです。
むしろ、1時間でも2時間でも議論を交わしていたい、と思わされる魅力がどこかにありました。
いくら難しい分野の話であっても、根本となる軸は同じ。
「知的好奇心」が高いからこそ専門外の話でも盛り上がるし、何より思考力をMAXに働かせることで「自分なりの意見」を持つからこそ、皆が異なる解釈を持ち寄って深く面白い話ができたのです。
ハーバードの仲間と話しているうちに、私は「考えること」の楽しさに気づかされました。
考えるたびに新たな発見があって、それを友人と意見交換しているうちにまた次の発見が生まれる、このワクワクする循環。
ジュリアードへの進学も、卒業してからの起業も、ハーバードで鍛えられた考える力が導いてくれたと思っています。
かといってハーバード生は、まるで違う世界に住んでいるというわけではありません。
私たちと同じ世界で同じものを見ているのに、あふれるような好奇心と考える力で、心がドキドキと高鳴るような発見をしているのです。
あちこちと世界を旅すると、さまざまな出会いがあり、自分の隠れた部分の発見にもつながります。
考えることも、それと同じ。
考えることは、頭の中でできるバーチャルな冒険旅行のようなものであり、新たな可能性の発見に結びつきます。
それがひとり旅であれ、仲間との旅行であれ、いままでになかったものが見えてくるのは間違いありません。
『私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」』でお伝えすることが、皆さんにとって“Out of comfortable zone”と思えるような知的冒険旅行のガイドブックとして役立つことを著者として祈っています。
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