ドナルド・トランプ米大統領は21日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の冒頭で演説し、米国経済の力強さや米中貿易の「第1段階」合意といった功績を自賛した。トランプ氏はこうした成果が米議会の弾劾裁判によって目立たなくなってしまうと主張している。演説では失業率が半世紀ぶりの低水準に下がったことや対米投資の増加など、自身の大統領就任からの経済面での成果を列挙。「米国は世界がかつて見たことがないほどの好景気のさなかにあると誇りを持って宣言する」とし、「米景気回復は見事以外の何ものでもない」と話した。アフリカ系米国人、大学の学位を持たない人々、退役軍人の経済展望が明るくなったとし、「ブルーカラーブームだ」話した。「かつてないほど大きく、良く、力強くなったアメリカンドリームが戻って来た。米中間層ほど恩恵を受けている人はいない」と語った。