――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  世界のビジネスエリートはドナルド・トランプ米大統領が11月に再選されると確信している。投資家はといえば、大統領選で痛い目に遭うリスクはほとんどないと思っているようだ。  現実には、投資家は選挙の行方を巡る三重の不確実性に直面している。懸念してしかるべきだ。昨今の米国は真っ二つに割れているため、大統領選は接戦になる可能性が高い。つまり、根底から不確実性にあふれているのだ。民主党候補の指名はこれからだ。急進的な候補者が選ばれる可能性もある。