日大が9年連続トップ!
増加人数では圧倒的な慶應
今回は、女性社長の出身大学のデータを使って、「大学別・女性社長輩出ランキング」をお届けする。東京商工リサーチの集計データを基にダイヤモンド編集部が作成した。
東商リサーチの約379万社の経営者情報(個人企業を含む)から、女性社長(病院、生協などの理事長を含む)を抽出した。対象期間は2018年(19年12月に集計)。
1位は日本大学で、女性社長の輩出人数は414人。前年と比べて17人増えた。
日大は、在籍学生数6万7353人(19年5月時点。以下同)のマンモス大学。東商リサーチが調査を開始してから9年連続で、トップを維持している。
女性社長が311人で3位の慶應義塾大学(在籍学生数2万8643人)、249人で4位の早稲田大学(同3万9573人)も人数は多い。だが、日大は両校をはるかに上回るOGの数でトップを維持した。
2位は東京女子医科大学で317人。今回のランキングは、女性社長に病院の理事長も含めているため、上位に入った。134人で10位にランクインした日本歯科大学も同様の理由だ。
3位の慶應大は、前年比増加人数が30人とずぬけている。女性社長の輩出人数で上位100大学のうち、増加人数が2桁になったのは5校だけ。慶應大以下、日大が17人増、早稲田大が16人増、立命館大学が14人増、東京大学が13人増となっている。
慶應大の動向について、東商リサーチ情報本部の谷澤暁氏は「年齢構成を見ると20~30代が多く、ベンチャー企業の女性社長が増えている」とみている。
5位は青山学院大学で210人。前年と比べて5人増加した。