社外活動をしている若手の方が、自社への評価が高い

『現職企業の評価点』と『社外での活動の経験』
※「プロボノ活動」は職業上の技能・知見等を生かしたボランティア、無報酬の副業・兼業
※「現職企業の評価点」については、NPS(家族や知人・友人にその会社で働くことを勧められるか)を使用。10点満点 拡大画像表示

 まず、「社外活動経験の有無」と「会社に対する評価」の関係を整理するべく比較したのが上の表である。例えば『収入を伴う副業・兼業』を経験した若手(5.8ポイント)は、経験していない若手(5.4ポイント)より現職企業(自社)への評価が高い。無報酬の副業・兼業(プロボノ活動)、学び直し、ボランティア活動、社外勉強会の主催・参加といった社外活動の経験の有無で比べるとすべての活動で、「社外活動を経験している人の方が、会社への評価が高い」という明確な傾向が出ている。

 さらに、社外活動の頻度と企業への評価点の関係性を見てみよう。

『現職企業の評価点』(横軸)と『社外活動スコア』(縦軸)
※「社外活動スコア」は、社外の勉強会への参加、業務上の設定のない人々との交流、これまで参加したことのなかったコミュニティへの参加の実施頻度に関する回答を得点化した 拡大画像表示

 上の図からも現職企業の評価点が高い若手は、社外活動スコアが高いことがわかるだろう。例えば、自社に対して10点満点をつけている若手は、社外活動スコアが+1.62ポイントと高頻度、6~9点をつける若手についても+0.30~1.04ポイントと社外活動の頻度が上昇していく。一方で、0~3点を自社につけた若手は、社外活動スコアが-0.70~-0.46ポイントとなっており、低い。「社外活動をしている人は、自分の会社が好き」という傾向が見られるのである。

(なお、上の図では「社外活動と企業評価の関係」をより明確にするため、“過去の社外活動スコア”と“現在の企業評価点”を比較し、転職をしていない若手に限定して集計している(N=1407)が、現在の社外活動スコアと現在の企業評価点を比較しても全く同様の傾向となる)