党派色の濃いこの時代の裁判官は、まるで政治家のように振る舞うことがあまりにも多い。従って、政治的圧力に抗してTモバイルとソフトバンクグループ傘下スプリントの合併を承認したビクター・マレロ連邦地裁判事の判断は称賛に値する。彼の判断は、無線通信分野の競争を促進し、米国の第5世代移動通信システム(5G)の構築を加速させるだろう。  Tモバイルは2年近く前にスプリントとの合併を提案した。その内容は素晴らしいものだった。両社は、通信料金を引き上げることなく、全米地域の97%をカバーする5Gネットワークを3年以内に構築すると約束し、連邦通信委員会(FCC)のアジト・パイ委員長の祝福を受けた。