ロシアのようなならず者国家が、海外で混乱を引き起こす際には、代理役に実行を任せ責任を否定することが多い。しかし、昨年夏のドイツでの暗殺事件をロシアの連邦保安局(FSB)が計画、実行した証拠が今週明らかになったように、時には化けの皮がはがれることもある。  ドイツ当局は昨年8月、亡命を申請していたチェチェン独立を求める活動家をベルリンで殺害したとして、ロシア国籍の男を逮捕した。