――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米ウォルト・ディズニーが25日の発表で、投資家を純粋に驚かせた唯一の要素は、恐らく新たな最高経営責任者(CEO)の名前だろう。それでさえ、特に意表を突くものではなかった。  エンターテインメントの巨人は長く待ち望まれた継承プランをついに明かし、ボブ・アイガー氏の後任CEOにボブ・チャペック氏を指名した。アイガー氏は2021年に引退するまで会長として同社にとどまり、同社の「クリエーティブ分野の取り組み」を引き続き主導する予定だという。チャペック氏は現在、同社のテーマパーク部門責任者を務めている。