国際オリンピック委員会(IOC)の医療部門責任者リチャード・バジェット氏は27日、世界保健機関(WHO)とのビデオ会議で、今夏に開催される東京五輪の出場資格選考会の規模を縮小した場合、新型コロナウイルスの感染リスクが低下する可能性はあるかと問いただした。WHOが主催した新型ウイルスと主要なスポーツイベントに関するこの会議には、IOCのほか複数のスポーツ団体代表者が参加した。観客数や選手の参加を制限することでリスクを軽減できるかというバジェット氏の質問に対し、WHOから具体的な回答はなかった。WHO当局者は代わりに、保証はできないものの、五輪の精神を損なわずに実現可能な変更について検討する価値はあり得ると答えた。
五輪選考での感染リスク、IOCがWHOに見解求める
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