2020年代は貨客混載が当たり前に?
MaaSで地域社会は本当に変わる?
MaaS(マース)元年。
国は2019年を、そう呼んだ。
さまざまな移動サービスをITなどを駆使して複合的に連携させ、より豊かな社会を作るための概念。それが、一般的なMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)の位置付けだ。
MaaSの事例として、ライドシェリング、カーシェアリング、サブスクリプションなどの英語由来の横文字が多い中、四文字熟語のような貨客混載(または、客貨混載)という言葉がある。
鉄道、バス、タクシーなどの旅客事業と、郵便や宅配物など貨物運送事業を同じ車両を使って行うことを指す。
国土交通省が、貨客混載の普及に向けた大きな方針転換をしたのが2017年9月。
乗り合いバス(路線バス)のほか、貸し切りバス、、タクシーでも貨客混載を過疎地での実施など一定の条件の下で認めた。